経済産業省認定「近代化産業遺産」について

  • 近代化産業遺産認定プレート
    近代化産業遺産認定プレート
摩周丸の展示物(「近代の状況を紹介する」写真・図版・模型など)は、経済産業省の「近代化産業遺産」(2008年度)に認定されています。

この認定は、経済産業省が「近代化産業遺産の価値を顕在化させ、地域活性化に役立てることを目的として」行っているもので、まず、平成19年度に「近代化産業遺産群 33」として取りまとめられ、個々の遺産が認定されました。

摩周丸の展示物は、平成20年度に取りまとめられた「近代化産業遺産群 続33」の「9 海峡をつなぎ人々や物資の往来を支え続けた鉄道連絡船の歩みを物語る近代化産業遺産群」のひとつとして、八甲田丸の展示物や門司港駅などとともに認定されました。

摩周丸(船体)そのものは認定されていないのかというと、経済産業省では幕末から戦前までの産業遺産を「近代化産業遺産」としているので、1965(昭和40)年建造の摩周丸は該当しません。

なお、函館岸壁の完成は1925(大正14)年10月14日なので、近代化産業遺産の資格は十分だと思いますが、今回は認定外となっています。