台風で沈んだのは何という船ですか?

1954(昭和29)年9月26日、函館湾を襲った台風15号により沈んだ青函連絡船は、洞爺丸、第十一青函丸、北見丸、十勝丸、日高丸の5隻です。

洞爺丸以外は貨物船(旅客を乗せていなかった)でしたが、多くの乗組員が亡くなりました。

死者・行方不明者数(かっこ内は生存者数)は、
洞爺丸 1155人(159人)
第十一青函丸 90人(0)
北見丸 70人(6人)
十勝丸 59人(17人)
日高丸 56人(20人)
でした。

どの船も、防波堤外に避泊(船首を風上に立て、いかりをいれて、台風が行き去るのを待つ)したうえでの遭難であり、関係者は大きな衝撃を受けました。

この事故を教訓にして、十分な安全対策を施し、かつ高度に自動化された津軽丸型連絡船(摩周丸も同じ)がつくられました。