フォーラム 「航跡は未来への羅針盤」

名称:語りつぐ青函連絡船の会設立20年記念フォーラム「航跡は未来への羅針盤」
日時:2022年8月6日(土)14時~17時30分
会場:函館市青函連絡船記念館摩周丸 3階サロン

内容:
14時15分~ 活動報告「ユネスコ『世界の記憶』登録申請について」
14時30分~ パネルディスカッション「語りつぐもの-青函連絡船資料保存の社会的意義」
コーディネーター:大島久幸(高千穂大学経営学部教授)
パネリスト:市川大祐(北海学園大学経済学部教授)
須田寛(鉄道友の会会長、JR東海顧問)
眞鍋圭子(音楽ジャーナリスト)
湯川れい子(音楽評論家、作詞家)

語りつぐ青函連絡船の会について

本年(2022年)3月7日、本会(特定非営利活動法人語りつぐ青函連絡船の会)は設立20年を迎えました。

本会は、1999年9月、2000年3月に函館・摩周丸で開催するイベント「語りつぐ青函連絡船の世紀」と写真展「青函連絡船 海峡の記憶」を支援するため東京で結成、無事、2000年3月11日にイベントを開催することができました。

その後も函館・東京・札幌・青森でイベント、写真展を実施、また、2000年の大晦日に国内に残る4船(函館・摩周丸、青森・八甲田丸、東京・羊蹄丸、長崎・大雪丸)による青函連絡船の活躍した20世紀に別れを告げる「汽笛のリレー」を企画・実施しました。

この間、摩周丸がJR北海道から函館市に移管されることになり、函館市より移管後の摩周丸運営を打診されたため法人化を図り、2001年12月に函館で「特定非営利活動法人語りつぐ青函連絡船の会」の設立総会を開催、初代理事長に石黒隆(もと国鉄青函局長、津軽丸型連絡船設計者。2008年1月より本会名誉会長、2021年3月死去)が就任、ただちに北海道に設立申請し、2002年3月4日に認証、7日に法人登記しました。奇しくも、3月7日は国鉄青函連絡船(鉄道院青森・函館間航路)開航の日です。

法人化後も青函交流事業ほか各種イベント、企画展を実施、2002年6月には摩周丸の汽笛(ハーモニック・エアホーン)を復元、2003年7月よりJR函館駅2階で「船と鉄道の図書館いるか文庫」を運営、2008年4月より函館市の指定管理者として「函館市青函連絡船記念館摩周丸」を運営する等、今日まで青函連絡船の顕彰と摩周丸を保存・活用する活動を続けてきました。

理事長は、2008年1月より木村一郎(もとJR北海道函館支社長~JR北海道バス会長)、2021年9月より湯川れい子(音楽評論家・作詞家)が務めています。