可動橋と船尾扉

  • 可動橋と船尾扉
    可動橋と船尾扉
  • 戦前の姿
    戦前の姿
かつては函館駅からここまで線路がつながっていて、岸壁と船の間に貨車を積み込むための橋(可動橋)がかかっていました。

現在は、橋門構(クレーン部)が残っているだけですが、ここから摩周丸の船尾扉を見ることができます。

摩周丸が係留されている函館第二岸壁(当初の第一岸壁)は、1924(大正13)年10月1日から使用開始、同可動橋は1925(大正14)年5月20日の竣工で、翌日から試験使用、そして同年8月1日から正式に車両航送が開始されました。

函館岸壁の完成は、第二岸壁(のちの第一岸壁)、同可動橋、その他諸施設も整備された1925(大正14)年10月14日となっています。

この可動橋は、摩周丸および青森の可動橋・八甲田丸とともに、2011年8月7日、日本機会学会の機関遺産に認定されました。