企画展 「台風との斗い・洞爺丸はじめ5青函連絡船遭難記録」again

1954(昭和29)年9月26日、台風15号により洞爺丸、第十一青函丸、北見丸、十勝丸、日高丸の5隻の青函連絡船が沈没した「洞爺丸事件」から59年(60回忌)となりました。

語りつぐ青函連絡船の会では、洞爺丸事件関連事業として2010年度より、摩周丸での企画展開催、昭和30年青函局発行「台風との斗い(青函連絡船遭難体験記録)」の復刻、企画展の内容をまとめたパンフレットの制作等を行ってまいりました。

企画展終了後は内容を再構成して常設しておりましたが、このほど新たに、洞爺丸図面、洞爺丸模型、「台風15号襲来」エッチングプレートを加えました。

名称:企画展「台風との斗い・洞爺丸はじめ5青函連絡船遭難記録」again
会期:2013年9月26日(木)~12月23日(月)
会場:函館市青函連絡船記念館摩周丸 3Fギャラリー
主催:特定非営利活動法人語りつぐ青函連絡船の会
※この企画展は、2010年度日本財団助成事業を再構成し、新たな展示品を加えたものです。

内容:
  1. 解説パネル
    海難審判記録等、当時の資料をもとに、台風15号の概要、函館港の状況、運航計画、各船の遭難までの経過、沈没を免れた船の敢闘等を解説したパネル、18点を展示します。
  2. 短編ビデオ
    当時のニュース映像と、洞爺丸沈没経過を模型、絵図で解説した短編ビデオ(約4分)を上映します。
  3. 洞爺丸一般配置図
    事件当日(遅れ4便)の乗組員の配置を記した、洞爺丸一般配置図(船の側面および各甲板の平面図)を展示します。
  4. 1/100洞爺丸模型
    故兼平秀夫氏(元国鉄五稜郭工場勤務)製作の1/100洞爺丸模型を展示します。この模型は、2年前にご遺族である渡部英子氏より当会が寄贈を受けたものですが、経年による傷みがはげしく、そのままでは展示できる状態ではなかったため増井慎吾氏(グレイスモデル)に修復を依頼していました。
  5. 「台風15号襲来」エッチングプレート
    柴田香代子氏制作「台風15号襲来」エッチングプレートをコンパス甲板(4階屋上)に展示します。